モンゴル旅行女一人。気になる治安は?実際の対策もご紹介!

モンゴル旅行女一人。気になる治安は?実際の対策もご紹介! モンゴル

今回は実際に旅行に行く前に気になる現地の治安についてご紹介します。

悩む女性

モンゴルに旅行に行きたいんでけど、実際の治安はどうなの?

モンゴルの人って屈強そう・・・。絡まれたら怖いよね・・・。

ここくまは女性一人でモンゴルを一か月旅しましたが、結論、何事もなく、

  • 現地乗馬ツアー
  • 白タク利用
  • ゲルでファームステイ

ができました。

でも、だから安全だよ!と安易には言い切れません。

モンゴルの現状と合わせて、注意点や実際に気を付けた点もご紹介していくので、最後までお付き合いください。

しっかり準備して、最高に楽しい旅にしてくださいね!

モンゴルの治安はいい?悪い?

モンゴルの青い空

モンゴルに対しては、各国政府とも安全度が高いと評価しています

旅行する際、そんなに怖がる必要はなさそうです。

実際に私も怖い目に合ったことはありません。

ですが、油断は禁物。

どのくらい注意が必要なのか、客観的に知るために、数字を見て日本と比較していきましょう。

犯罪発生統計でモンゴルと日本を比較

客観的に治安を見る数値として、「犯罪発生統計」というものがあります。

殺人、強盗、スリ、詐欺、強姦など諸々の犯罪が認知された件数を合計した数字です。

さっそくモンゴルと日本を比較してみましょう。

モンゴル警察当局によると、2022年中の犯罪認知件数は35,340件(外務省 海外安全ホームページ)

2022年中の日本の犯罪認知件数601,331件(警察庁刑事局捜査支援分析管理官)

一見、日本の犯罪認知件数が圧倒的に多いようですが、そもそもの人口が全然違います。

人口あたりに直してみましょう。

日本に比べると治安が悪い

モンゴルの人口は345万人なので、

35,340件÷345万人=102件/万人

日本の人口は1億2494万人なので、

601,331件÷1億2494万人=48件/万人

人口あたりに直すとモンゴルは日本の2倍犯罪が発生していますね。

ここくま
ここくま

モンゴルは日本に比べると治安が悪いと言えますね。

 

モンゴル旅行の際の注意点

要注意

モンゴルで犯罪が発生しやすい時期

2月や7月にモンゴル旅行を計画中の方は十分お気を付けください。

  • 2月にはツァガンサル
  • 7月にはナーダム

というお祭りがあります。

お祭りの期間中は、日本でもそうですが、街は活気にあふれ、華やかな雰囲気に包まれます。が、

か・わ・り・に、

酔っ払いが増え、タガが外れてトラブルが増えます。

観光客を狙ったスリなどの犯罪も増えます。(もっと悪質なものも増えます。)

十分にご注意して、現地でしか味わえないお祭りを存分に楽しんでください!

ここくま
ここくま

ちなみに、ツァガーンサル(白い月)はモンゴルのお正月です。

旧暦を使用するので、日程は毎年異なりますが2月中に行われます。

ナーダムは7月11日のモンゴル革命記念日を祝う行事で、3日間開催されます。

 

ウランバートルで気を付けるべき場所

犯罪の約7割はウランバートルで発生しています。

まず、裏路地は避けてください。

きっと本能的にわかると思いますが、街灯がなく暗くて狭い道はNGです。

明るい大通りを歩いてください。

一方で、人が多いところなら安全かというと、そうでもなく、観光客は金持ちだと思われているので、スリなどの被害に合いやすいです。

以下の人が集まるところでは、スリ、強盗、置き引き、ひったくりに要注意!

  • チンギスハーン国際空港
  • 州立デパートとスフバートル広場周辺
  • 中央郵便局
  • ガンダン寺院
  • テディセンターIT市場
  • イーマートスーパーマーケット

あとは、大通りでの交通事故

これは、気を付けるのは難しいところですが、ウランバートルは交通量がえげつないです。(大気汚染になるレベル。)

信号が青でも左右チェックしてくださいね・・・。

 

モンゴル旅行で犯罪に合わないための対策

モンゴル旅行の安全対策をご紹介

派手過ぎない服装

観光客はどこに行ってもスリなどに狙われやすいです。

理由は簡単でお金を持っていると思われるから。

実際モンゴルの物価は私たちからすると安く、一食500円ほどでサラダ付きマトンのハンバーグが食べられました。

ここくま
ここくま

他にも、現地ツアーに参加するため、ATMで8万円ほどを引き出そうとしたら、上限オーバーでエラーが出ました。かなり苦労してようやく引く出してみたら、なんと1,870,000トゥグルグ(モンゴルの通貨)!

こんな札束、持ったことないわ・・・。

ってことがありました。

こんな感じで、観光客はお金持ちなのは現状事実なので、さらにお金持ち感をアピールするような派手な服装は控えた方が良いです。

貴重品は肌身離さず+スキミング対策

パスポート、クレジットカード、現金などは肌身離さず持ち歩きましょう。

ホテルといえど、安心はできません。

被害者は出ています。

私はドミトリーに泊まっていたこともあり、貴重品はビニール袋に入れてシャワー室にも持って入りました。

鞄についてさらに詳しくは下の記事の「鞄編」のところで書いています。

裏路地には入らない

街灯がない、汚い、狭いなど、少しでも怪しいと感じたら、近寄らないでください。

モンゴルでは薬物がでまわっている場所もある、と知り合ったモンゴル人が言っていました。

夜間は外出しない

どこの国に行ってもそうです。

夜間外出はダメ!

わざわざ危険なところに飛び込んでいくにはやめましょう。

ここくま
ここくま

ビビりなので、基本怖いことはしないここくまですが、フライトの関係で現地到着が夜になったことがあります(モンゴルではないです)。

そんなときは正規のタクシーに乗ってホテルまで直行!

あなたも、どうしても夜に外出しないといけない事態になったら、近場でも信頼できるタクシーを使うと安全度は上がります。

公共のバスや白タクには注意

公共のバスはスリ被害の多発地帯です。

また、白タク(認可外タクシー)は、ぼったくりに合ったりするケースが多いです。(もっとひどい犯罪に巻き込まれるケースもあり得ます。)

ここくま
ここくま

どうしても早朝にバス停まで移動が必要で白タクに乗ったことがあります。

その時はホテルの方が白タクを捕まえて、値段交渉までしてくれました。

運転手さんもすごく親切な方で、わざわざ駐車場からバックパックをバス停まで運ぶところまでしてくれました。

どこの国にも怖いことを考える人はいますが、親切な人もたくさんいます。

公共バスや白タクを利用する場合は、考えられるだけの防衛手段を講じたうえで、上手に利用するといいと思います。

知らない人に出された飲み物には手を付けない

状況にもよりますが、基本、知らない人に出された飲み物や食べ物には手を出さないようにしましょう。

薬物犯罪に巻き込まれたり、睡眠薬を飲まされて強姦被害にあったりすることがあります。

口にしなければ防げることなので、頭の片隅で覚えておいてください。

ここくま
ここくま

犯罪ではないですが、ここくまは馬乳酒アレルギーで死にかけました…

ゲルについたらウェルカムドリンク=馬乳酒で、もてなしてくださったのです。

喜んで飲んだら、目眩、嘔吐、下痢、じんましん等々オンパレードで半日寝込むことに。

アレルギー体質の方、お気をつけ下さい。

 

 

現地ツアーは信頼できるところで

ホテルで現地ツアーを用意しているところがあります。

私は、ホテルの雰囲気をみて、大丈夫そうだと思ったら申し込んでいいと思います。

実際、私もオーナーさん、スタッフさんと話して、あ、大丈夫だわ。と思って申し込みました。

ここくま
ここくま

全七日間の湖を巡る乗馬ツアーでした。

やりたいって言ったら大体のことはなんとかしてくれるガイドさんだったので、いろいろ盛り込んだ結果、

 

どこまでも続く地平線を馬と駆け抜け、ラクダにも乗り、澄んだ湖と雪の積もった山々、放牧されたヤクや羊たちに出会い、夜は星空の下でキャンプファイア…控えめに言って最高でした。

 

 

 

トラブルに巻き込まれることもあることを念頭に置いた上で、チェックして、大丈夫だと思えたら、ぜひぜひ楽しんで欲しいです。

工事現場での事故、交通事故に注意

工事現場付近は怖いです。

足場がたまに斜めになってて、なんか降ってきそうでした。

ちょっと大回りして通った方がいいと思います。

あと、交通事故マナーがよろしくなく、信号無視して突っ込んでくる車がいます。

青信号でも回りをみてから渡った方が無難です。

大気汚染(ウランバートル)対策にマスク

これは犯罪ではないのですが、ウランバートルの大気汚染はなかなかハードです。

ここくま
ここくま

私は喉がやられました。

 

鉄の喉をお持ちの猛者以外は、とりマスク着用をおすすめします。

 

郊外に出たら外して大丈夫です!

非常時の連絡先

何かあったら大使館へ

在モンゴル日本国大使館:TEL(市外局番11)320777(ウランバートル)

パスポートを盗まれたり、なにかしらの被害に合ったら、大使館に連絡すれば対応方法を教えてもらえます。

その他、

(国番号は976)
◎警 察 :TEL 102(モンゴル語、英語、ロシア語)
◎救急車 :TEL 103(モンゴル語)
◎消防署 :TEL 101(モンゴル語)
◎救助要請:TEL 105(モンゴル語)

となっています。

モンゴル旅行、気になる治安まとめ

モンゴル旅行女一人。気になる治安は?実際の対策もご紹介!

今回はモンゴル旅行で気になる治安について、注意点や、実際の対策を含めてご紹介してきました。

観光客が巻き込まれがちな犯罪は、事前対策さえしっかりしておけば、かなり防ぐことのできるものです。

モンゴルはそんなに怖い国ではありません。

一歩踏み入れれば、日本とは違う肉肉しい料理の数々に、見渡す限りの地平線、ずんぐりむっくりのかわいい馬たち、草原を移動する牛や羊の群れなどなど、魅力満載な風景が待っています。

対策だけしっかりしたら、あとは思いっきりモンゴルを楽しんできてくださいね!

 

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