初めて台湾に行くときはいろいろと不安になるものですよね。
今回はそんな、初めて台湾旅行する方に役立つ注意点をあれこれまとめました。
異文化に触れられるのは海外旅行の醍醐味ですが、思わぬトラブルは避けたいところ。
はじめての台湾旅行なんだけど、注意点はなに?
ここくまが半年台湾に滞在した経験を元に、かなり気合いをいれて書いたので、この記事を読めば大部分は網羅できます。
お隣の国ですが、文化や風習、法律の違いからびっくりすることもあります。
注意点を把握して、楽しい台湾旅行になさってくださいね!
それでは早速見ていきましょう。
- 両替するなら現地が安い
- 何回も台湾へ行くならクレジットカードキャッシングがおすすめ
- チップは必要なし
- プラグ・電圧は同じ
- 日本語は通じる??
- 交通事情は発達している
- 台湾のタクシーのドアは自分で開け締め
- 台湾のMRT(地下鉄)では飲食禁止
- 健康なら優先座席には座らないのがマナー
- 台湾は日本よりも喫煙者に厳しい
- 盗難・スリはゼロではない
- トイレットペーパーを流す時は注意
- 台湾の水道水は飲めない?
- エコバッグは持参した方がいい
- 台湾のレシートには宝くじがついている
- 現地SIMは空港で買える
- フリーWi-Fiが使える所が多い
- 現金払いのみの店が多い(特に食堂や屋台)
- ペットボトルのお茶が甘い
- ドリンクショップの注文時、砂糖の量に注意
- 夏に冷房が効きすぎの所がある
- 紫外線が強い
- 日本とは違う食文化
- 春節はお店が軒並み休み
- 口の中が真っ赤な人や道の吐血のような赤い染みの正体は檳榔
- 野良犬には近づかない
- 台湾旅行の注意点27選まとめ
両替するなら現地が安い
日本円からニュー台湾ドルに両替する場合、日本の空港で両替するより、台湾の空港で両替した方が絶対お得です。
両替所は現地空港内にいくつもありますし、航空便の到着時刻には開いているので安心して下さいね。
何回も台湾へ行くならクレジットカードキャッシングがおすすめ
台湾の空港で両替するより、さらに安く両替できるのが、クレジットカードキャッシングです。
キャッシングって聞くと怖いんだけど…
利息が大きくなって怖いのは長期間返済せずにいる場合。
借りて数日で繰り上げ返済すれば、空港などの両替手数料より安いんです。
キャッシングって、要は借金なので、私も日本では使ったことがありません。
ですが、海外では、現地通貨を手にするのにすごく便利でした。
チップは必要なし
日本と同じで台湾もチップを渡す文化はありません。気にしなくて大丈夫です。
プラグ・電圧は同じ
プラグの形状も、電圧も日本と同じなので、日本の電化製品はそのまま使用できます。
楽でありがたい!
さすがお隣の国です。
日本語は通じる??
簡単な日本語の単語は結構通じます。
台湾では日本のアニメがかなりの頻度で放映されています。(脱線しますが、アニメを中国語でみたいなら「中文配音 卡通」で検索するといろいろでてきます。だいたい字幕がついているので勉強にもってこいですよ!)
アイドルに詳しい人もいます。
外国語教室でも日本語は人気で町を歩いていると「日文(日本語という意味)」と書かれた看板をよく見かけます。
実際に牛ってなんで日本だとのろまなイメージなの?(台湾では勤勉の象徴)とか、大丈夫って単語面白いよね(中国語では立派な男みたいな意味)とか、日本語に関する突っ込んだ話題で盛り上がったことも何度かあります。
注意点として、くれぐれも街中でバカとかアホとか悪口系の単語は使わないようにしましょう。
意味は通じてしまいます。
交通事情は発達している
交通網は発達しています。
台北など都市部では地下鉄(MRT)が張り巡らされ、鉄道がぐるっと台湾を一周していて、飛行機や長距離バスが各都市を繋ぎ、路線バスが街中走っていてと、とても便利です。
悠遊卡(ヨーヨーカー)という日本でいうSuica、ICOCAみたいなICカードがあります。
ヨーヨーカーってぽてっとした感じの名前で覚えやすいですね(笑)
100元で買えます(デポジット)。
凝ったデザインのカードは値段が上がります。
実用重視派のミニマリストここくまはかわいいデザインを横目に見つつ、使えればいいんじゃい!ってことでフツーのやつを持ってます。
でも、かわいいやつ、やっぱかわいいな・・・。
使うほどに割引率がアップしたり、慣れない小銭を数えなくてよかったり、メリットいっぱいで便利です。
台湾のタクシーのドアは自分で開け締め
黄色い色が目印です。
メーター制でほぼ日本と同じシステムですが、自動ドアではないので、自分で明け締めすることだけ覚えておいてください。
日本よりも料金が安いので、空港から街への移動など便利に使えます。
台湾のMRT(地下鉄)では飲食禁止
台湾のMRTでは飲食禁止が徹底されています。
構内を清潔に保つためだそうで、世界的に見るとかなりきれいな日本に比べても、きれいだと感じました。
この飲食禁止というのは本当に徹底されていて、水でもアウトです。もちろんガムも。
つい、喉乾いたなぁと思って水分補給してしまうと、駅員さんに注意され、1万元以上5万元未満 (日本円で4万円から10数万円)の罰金となります。
かなり痛い額ですね…。
改札口の黄色い線を越えたら、飲食禁止ゾーンなので、控えましょう。
健康なら優先座席には座らないのがマナー
「博愛座」という、優先座席が設置されています。紺色になっています。
混雑時でも健康な人は座らないのがマナーになっていますので、ご注意下さい。
台湾は日本よりも喫煙者に厳しい
台湾は日本よりも禁煙になっている場所が多いです。
まず、「一棟の建物内で三人以上集まる所」での喫煙は禁じられています。
ということは、ほぼすべての屋内は禁煙ですね。ホテルもアウトです。
屋外なら禁煙の表示がなければ喫煙可能ですが、灰皿などはありません。ぽい捨ては罰金6000台湾ドルです。吸うなら携帯灰皿を持っていきましょう。
電子タバコならいいのでは?と思うかもしれませんが、こちらはそもそも持ち込みが禁止されています。
自分用であってもアウトです。
盗難・スリはゼロではない
台湾は比較的安全な国です。
ですが、日本でもゼロではないように、犯罪はあります。
観光客が巻き込まれる可能性が大きいのが盗難・スリ。
特に人の多いところや夜市では防犯対策を徹底して下さい。
対策をした上で、存分に楽しみましょう!
トイレットペーパーを流す時は注意
2017年以前はトイレットペーパーを流すことは原則禁止でした。
理由は配管が細いことと、トイレットペーパーが水溶性ではないこと。
ですが、衛生面からトイレットペーパーを流すことが奨励され、現在は流せるトイレも増えています。
トイレットペーパーを流せないトイレ
ゴミ箱が備え付けてある場合は基本的に流せないと思ってください。
「請勿將衛生紙丟入馬桶內」と書いてあれば流せないこと確定です。
台湾の水道水は飲めない?
台湾では水道水は基本飲めないとガイドブックなどには書いてあります。
といいつつ、ガチガチに神経質にならなくてもいいのでは?と思っています。
飲んではいけない理由は
- ・硬水なので、お腹を下すことがある
- ・貯水タンクは雑菌が発生しているかも
- ・カルキが強い
です。
台湾の友だちは身体に良くないからといって、煮沸してから飲んでいました。
一方、料理には普通に使っていました。
ここくまは歯磨きなどには水道水を使用していましたし、ミネラルウォーターを切らした時には飲みましたが、異常ありませんでした。
インドではお腹を壊したので、それに比べると、台湾の水道水は飲んで速攻お腹を壊すレベルのものではないです。
ですので、神経質になる必要はないですが、基本的には、街中ではミネラルウォーターやドリンクショップの飲み物、各所に設置されている給水機の水を飲むのが無難です。
エコバッグは持参した方がいい
日本と同じくスーパーのビニール袋は有料です。
購入しない場合はエコバッグを持参しましょう。
ちなみに、高価なものをいれるなら、鞄はできればチャックのかかるタイプだと安心です。
スリ対策になります。
台湾には鞄を切り裂いてきたり、強引にひったくるような犯罪は少ないですが、スリはいるので対策しておいたほうが無難です。
台湾のレシートには宝くじがついている
台湾ではレシートに宝くじがついています。
脱税防止目的で、台湾政府が1951年に始めたものだそうです。
宝くじのついたレシートはみんなが欲しがるので、お店側は不正に帳簿をつけることができなくなり、発行当初の1951年には台湾政府の税収は76%も増加したんだとか。
みんなハッピー!素敵!!
レシートに8桁の番号があり、奇数月の25日に二ヶ月分まとめて当選発表があります。
無料でついてる宝くじなんて、たいしたことないんでしょ、とあなどるなかれ!
当選金額は200元〜1000万元!
1等は日本円にして約4千万円以上になります。
台湾人でなくても当選したら指定の銀行で換金することができます。(5、6当は、コンビニで換金できる。)
ここくまは台湾に6か月いたのですが、6等に数回当選しました!
レシートとパスポートで、コンビニで200元もらえました。嬉しかったです(笑)
当選確認には「台湾 統一發票」でけんさくするか、「發票存摺」というアプリがあって、QRコードを読み取ると当たり、はずれを教えてくれます。
・沒中(méi zhòng ):外れ
・恭喜中獎(gōng xǐ zhòng jiǎng ):当たり!
また、当たりのレシートを寄付することもできます。なんか素敵なシステムですよね。
一方でレシートくれと言ってくる人も。短期の旅行の場合はあげてもいいかも??
現地SIMは空港で買える
台湾の現地SIMは空港で購入できます。
3日で300台湾ドルくらいで、長期だと割安になります。
台湾大哥大を使用していました。
白ロム(SIMフリー)スマホ(Android)で問題なし。
国内どこでも(北も南も雲林の山の上でも)使えましたよ!
フリーWi-Fiが使える所が多い
街中のお店でもホテルでもフリーWi-Fiが使えます。
ここくまは農場巡りをしていたので、かなり田舎のほうにも行きました。
田畑に囲まれたレストランでもフリーWi-Fiは使えたので、台湾のWi-Fi事情はかなり便利だといえます。
工夫すれば通信料はかなり安く抑えられます。
現金払いのみの店が多い(特に食堂や屋台)
ホテルや比較的大きい店舗では普通にクレジットカードが使えました。
ですが、台湾といえば夜市!
夜市は現金支払いのみのところが多かったです。
他にも小規模の食堂や個人でやっているお店は現金のみのところも結構ありました。
現金でも支払いができるようにしておいた方がいいでしょう。
ペットボトルのお茶が甘い
「あー喉乾いたー、緑茶買お」と思ったら、ちょっと注意してください。
日本の感覚で適当に選ぶと飲んだ瞬間、「甘?!」となります。(私です(笑))
甘くないお茶が欲しい場合は「無糖」か、「日式(日本式という意味)」と表記してあるものを選んでください。
他の見分け方として、原材料名のところに「蔗糖」と書いてあったら甘い、茶葉のみなら甘くないです。
慣れてくると、気候のせいか美味しく思えてきて、むしろ甘くないと物足りない感じがします。
台湾で買った甘いお茶を日本で飲むと「うぇ~」ってなるので、不思議…。
現地の食べ物は現地で食べるのが一番美味しいですね。
ドリンクショップの注文時、砂糖の量に注意
ドリンクショップでは砂糖と氷の量が選べます。
砂糖に関して
- 「正常(zhèngcháng)/100%)」
- 「少糖(shǎotáng)/75%)」
- 「半糖(bàntáng)/50%」
- 「微糖(wéitáng)/30%」
- 「淺糖(qiǎntáng)/10%」
- 「無糖(wútáng)/0%」
となっています(お店によって若干異なります。)
ここで、漢字に惑わされないで下さい。
少ない/半分だから程よいかな、と思って頼むとかなり甘いドリンクになります。
ここくまは奶茶(ミルクティー)が好きでよく頼んでいたのですが、微糖で十分すぎるくらい甘かったです。
日本のカフェで無糖~ガムシロップ一個で十分って方は微糖以上は甘すぎると思います。
氷に関して
- 「正常(zhèngcháng)/通常)」
- 「半冰(bànbīng)50%」
- 「微冰(wéibīng)/30%」
- 「去冰(qùbīng)/氷抜き」
こっちはお好みで大丈夫です。
ここくまは、「去冰だと、氷のかさ増しがなく、ドリンクでコップいっぱいにしてくれるからお得だよ」と台湾の友だちが教えてくれたので、それ以来、基本的には去冰で頼んでいます。
暑い日には微冰にすることもあります。
夏に冷房が効きすぎの所がある
夏場でもお店のなかにはいると寒いくらいにクーラーが効いていることがあります。
前を通ると冷気が気持ちいいんですが、中に入ると夏なのに震えます。
上着を一枚持っていると安心です。
紫外線が強い
紫外線は沖縄よりさらに南なだけあって強いです。
放っておくと真っ黒になります。
私は台湾で農業をしてきたせいもあるんですが、日焼け止め塗ってても真っ黒になりました。
冬でも油断できない強さなので、お気をつけ下さい。
諦めも肝心…
日本とは違う食文化
台湾の食事は私的にはめちゃくちゃ美味しいです。
ですが、全体的にやっぱり日本とは違う食文化です。
- ・脂っこいものが多い
- ・香辛料が苦手な人は食べにくいものがある
- ・臭豆腐の壁は厚い(独特の匂いのする豆腐があります。好きな人は好きですが、私は半年いても食べられませんでした。)
- ・皮蛋の壁も厚い(真っ黒な卵があります。強いアルカリ性の条件で熟成させて作るそう。これも食べられませんでした。)
なので、あ、ちょっとヤバいかも??と思った方はキャベジンや袋麺など、持っていってもいいかもしれません。
繰り返しになりますが、ここくま的には台湾料理はめちゃくちゃ美味しかったです。
(ちょっと脱線)台湾料理おすすめ三選
そこで、ちょっと脱線しますが、ほかであまりおすすめされていないここくま的台湾料理ベスト3を紹介させてください!!
頑張って三つに絞りました。
地瓜牛奶(サツマイモ+牛乳のドリンク)
もったりしていてお腹がふくれます。
お芋の甘さと牛乳が絶妙!
夜市に行くたびに買っていました。
鴨肉飯(鴨肉ののったご飯。)
たれしみしみのご飯にぷりっとしたお肉が美味しいんだ…!
海鮮米粉湯(エビや貝などの海鮮がたっぷりのったビーフン。)
魚介だしたっぷり+塩のシンプルなスープに細いビーフンが最高!
魚介も最高!!
現地のご飯は旅行の醍醐味!
ぜひぜひ台湾料理楽しんで下さい。
春節はお店が軒並み休み
台南の市場で、カエルやヘビを食べられると聞いて行ってみたんですが、なんと日取りが悪く春節真っ只中。
お店はほぼほぼお休みでした。
それでも、数件やっていたのでそこで目的は達成し、あとは春節の飾り付けで真っ赤っかになっている神社巡りをして楽しみました。
春節付近に台湾を訪れる予定の方は目的地がちゃんと営業しているかご注意下さい。
口の中が真っ赤な人や道の吐血のような赤い染みの正体は檳榔
台湾を歩いていると、口の中が真っ赤な人や赤い唾をぺっと吐き出している人、道の赤い染みが目につきます。
これらの正体は「檳榔(ビンロウ)」。
檳榔というヤシ科の植物の種子を少量の石灰と一緒にキンマというコショウ科の植物の葉でくるんだら出来上がり。
それを噛みます。
しばらく噛むと真っ赤な唾液の出来上がり。
飲み込むと胃を痛めるので吐き出します。
軽い酩酊感や、興奮が得られるそうです。
檳榔の実自体は粉にして漢方にも使用されるものですが、こちらの噛みタバコのような檳榔は発ガン性が指摘されているのでやめておいた方が無難かと思われます…。
野良犬には近づかない
台湾の田舎の方には結構な数の野良犬がいます。
昼でも夜でもよく出会います。
観光地にいるような人懐っこいやつはいいんですが、田舎をうろうろしている犬は野生といっても過言ではなく、飼い犬とは目つきも態度も異なります。
集団で襲われたら命の危険もあります。
狂犬病の可能性もあります。
基本犬の方が逃げて行きますが、近づかないようにしましょう。
台湾旅行の注意点27選まとめ
台湾旅行の注意点を見てきました。
MRTで飲食禁止=罰金は最初かなりの驚きでした。
ここくまは知らずに乗っていて、後から現地の人に教えてもらったので衝撃でした。
匂いが気になるのであまり電車内で飲食はしないから良かったですが、水くらい飲んでしまいそうですよね。
他にも日本とは違う点や、海外旅行ならではの気になる点も気合を入れて書いたので、頭の片隅に入れておいてくださいね。
それでは良い旅を!
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